俺の妹がこんなに可愛いわけがない3 ― 読了
田舎に住んでいると新刊の入荷冊数が気になって，はやく買わないとなくなるっ!!という意識がどこかではたらく……のですが，俺の妹に関してはもうそんな心配をする必要がないほど入るようになりました．
これも偏に大手ニュースサイトの方々の掲載効果，それを見て『こうしちゃいられねー!!!』と書店に走る妹属性なお友達，そしてなにより可愛らしいイラストと面白くテンポのいいシナリオの賜物だと思います．
というわけで3巻を読みました．
以下，ネタバレ含む．
今回の話は，妹サイドでは，桐乃のケータイ小説デビューとそれに関する事件，幼馴染サイドでは麻奈美の大胆な言動がメイン．何せ，2章は麻奈美ルート確定?らしいので，他のヒロインをさしおいて少なくとも俺内メインヒロイン確定です(もちろん桐乃もメイン)．しかし，ケータイ小説の件では黒猫が活躍するので，今巻の女神は黒猫かもしれない(W.A. 冬弥的に言えば)．誤解を恐れずに言うと黒猫が京介の妹になる(ぇ
1巻や2巻ではエロゲに関する話題が結構あったけれど，今回はあまりない．そのかわり，桐乃と黒猫でメルルとマスケラの濃いオタトークが繰り広げられる．p67-68ではそれぞれのアニメの紹介ポスターが描かれていて，ちょw絵師さん何やってんすかwwwwwwという感じ．ちなみに1巻2巻の裏表紙ではメルルが描かれていたが，3巻ではついにマスケラがとってかわった．2勝1敗で今のところメルルが優勢か．描かれているキャラは漆黒こと来栖真夜だろうけど，裏表紙のイラストでは瞳の色が朱い．そういえば黒猫はクイーン・オブ・ナイトメアのコスプレで朱色?のカラコンつけてるとかあった気がするが，ということはマスケラは主人公とラスボスの瞳の色が同じってことで，これはきっと血縁or同族関係があるのではないかと邪推してみる．いや，もしかしたらディアブロ能力者は朱色の瞳になるとかかもしれない．
それはいいとして，今回はケータイ小説に関する話題が結構あり，アウェーな世界である意味新鮮だった．俺のケータイ小説に関する印象は，『レビューは本文よりもオモロなり』といった感じで，本文は読んだことないが，Amazonのレビューとかタグとか見て楽しむエンタメとか勘違いするくらいだしなー．恋空〈上〉のレビュー面白いよと勧められるがままに読んで，ちょwww縦読みwwwwwwとか，そんなこともありました．そもそもケータイ小説の読者層と一般的な紙媒体の小説の読者層は∧(and)では空集合に近いというのが俺の考えで，俺には合わないだろうと敬遠している感がある．
まぁ
てか
しか読んでないじゃん俺
みたいな
とは言え，ケータイ小説の取材のために桐乃とクリスマスデートができたわけだし，ラブホにも行けたのでよかったんじゃないかな．いやそれにしても，回想を抜きにすればラブホでのイベントって，麻奈美からの電話しかなかったのが残念でならない．もっとこー，大きなベッドの上で飛びはねてたら桐乃が京介の上にダイブしてはらり……とか(ry にしても，p203のインフルエンザで熱っぽく火照った感じの桐乃イラストが萌える．これはシスコン生起イベントといっていいだろう，一般的に．
あと，出版社でのやりとりがすごく具体的に描写されていて凄かった．普通見れないシーンが垣間見れた感じがして良い．でも本当にあんなアドバイスされると恐いだろ常考……小説の展開的には，黒猫の新たな一面が垣間見れたし，伊織・フェイト・刹那さんとのやりとりでは京介のシスコン(と呼んでいいだろ，もう)具合が炸裂しており，非常に読み心地が良いwこの辺を読んでいたときソランザムを発動していたのは言うまでもない．
先の通り，『俺の妹』は2，3巻そして4巻でも2章が麻奈美ルートということで，桐乃ルートとは対照的にほのぼのした雰囲気が良い味を出している．2章という位置も絶妙．ジミコデラックスと言われようと，立場的に京介と結ばれるというエンドが望み薄だとしても俺は麻奈美ルート，いや，2章に期待しているっ!!だって今回の麻奈美は可愛すぎるだろ．p99のイラストとか，『一緒に寝る』とか幼馴染特権の中でも上位の項目を発動するとか，
ということで，衣替えした表紙の桐乃たんに(´Д｀；)ハアハアなひと，麻奈美ルート攻略中なひとにもお勧めな内容になってます(ぇ
前回同様こちらもあわせて読みたいっ!!
俺の妹がこんなに可愛いわけがない（３） 発売記念インタビュー -前編- - アキバBlog
「俺の妹（３）」発売記念 伏見つかさ先生インタビュー -後編- - アキバBlog
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)
posted with amazlet at 09.04.12
おすすめ度の平均: 
今度は小説だっ！
騙されちゃいけない!!それにしても『最後の人生相談』が気になる……
